その他編!シクロのススメ10の理由(その4/全4回)
最近、シクロクロスを始める方が増えて来たように思います。自分も2020年から始めたので[最近始めた勢]の一人です。私はバイクコントロールスキルを身に着けたいと思い、シクロ競技を始めたのですが、1年間みっちり取り組んで見た経験から、「シクロクロスに興味がある方」向けに、シクロクロスをおススメする理由をご紹介します。
Photo by Takashi.Saito
で、いきなり10個羅列すると分量が凄いことになりそうなので、カテゴリーに毎に分けてご紹介します。
今回は[その他]面についてお話します。
テクニック編、フィジカル編、メンタル編と、[心技体]要素について前の記事でお伝えしてきましたが、最後は「その他」ということで、心技体に関わらず、シクロやり始めて得られた気づきをお伝えいたします。
その他
洗車がうまくなる
シクロクロスに乗るようになると、好き嫌いに関わらず[洗車]をする機会が格段に増えます。グラベルを走るので当然ですね。
ロードバイクに乗っている時は、汚れないで帰ってこれるというのが基本だったので、稀に泥汚れが付いたりすると、もう自宅に帰宅する前から[げんなり]しちゃいますよね。洗車も面倒でついつい後回しにしてしまったり。
シクロクロスの場合は、[汚れるのが基本]というか[汚れてなんぼ]の世界になるので、汚れに対する拒否反応がまったくなくなりました。汚れたままのシクロバイクを放置するのは[良心の呵責]に耐えられないので、帰宅したらまずシューズ洗って、バイク洗って、そのあと着替えるという感じがいつものルーティンになりました。
とはいえ、練習でヘトヘトになりながら、平日であれば仕事開始までの時間は限られているので、効率的に効果的な洗車を試みなければならず、知らず知らずのうちに[洗車がうまくなっている]という感じかと思います。
ちなみに、私の帰宅後のルーティンは
・シューズ
・ヘルメット
・前後ホイール・カセット
・RD/FD/クランク
・(酷い場合のみ)プーリ脱着清掃
・チェーン
・ペダル
・ディスクブレーキ
・フレーム
このコースを30分ぐらいでチャチャっとやっちゃいます。慣れてくると案外早く終わってしまいますし、手慣れてくると逆に、ビフォーアフターが楽しくなってくるので、酷い汚れがむしろWelcomeになってきます。
なお、シクロレース会場には洗車専用の[水場]が用意されていることがあるため、運営の指示に従いながら使わせていただくことで、現地である程度の洗車を完了させて、自宅では[仕上げのみ]的な方法が取れるのもシクロならではと思います。
また、洗車グッズもいろいろ工夫することで代用品などを使ってお手軽メンテができるので、こちらのついても別の記事で紹介したいと思います。
大きなケガが少ない
シクロクロスは絶対的な速度域が低いことから、万が一落車しても、シリアスなケガにつながりにくいのではないかと思います。もちろんゼロではないですし、ロードレースに比べてシクロレースでは、落車につながるようないやらしい障害物は沢山あるので、落車のチャンス?はむしろロードレースよりも多いかも知れません。でもやっぱり最大の特徴は速度域が低いということではないでしょうか?
ロードレース
ツールドおきなわ100km:AV31.4km/h
ツールドおきなわ 50km:AV39.3km/h
シクロレース
涸沼:AV18.2km/h
稲城:AV12.2km/h
取手:AV21.3km/h
幕張:AV16.6km/h
これだけ見ても属するスピード域が異なることが良くわかる(シクロのスピードが遅いのは雑魚選手だからという可能性が高い・・・)
仮に落車したとしても、ソフトな路面(泥・芝・砂)の可能性もあり、衝撃を吸収してくれるケースも多々ある。ロードの場合は練習の時もかなりのレース強度で負荷をかけることができますが、シクロでもやれば出来るとは思いますが、なかなか追い込むもの難しく、どちらかというと私はバイクコントロールスキルへ練習のパラメタを振ってしまうので、練習時の平均時速5km/hとかざらにあります。
こう見ると、必ず無事に帰宅する使命を背負っているライダーにとって、シクロクロスという競技は、なかなか良い選択肢と言えるのではないだろうか。
素敵な写真を撮ってもらえるかも
Photo by Takashi.Saito
最後となりましたこの項目ですが、実は個人的には一番最初に[力説]したい項目なんです。シクロ競技については、コースレイアウトがロードレースとは大きく異なることを[メンタル編]のところで紹介させてもらいましたが、そのことから、
・応援・観戦者から距離が近い
・コーナーが多いこと
・レーシングスピードが比較的低いこと
などから、シャッターチャンスが多く、応援してくれる仲間や友人から[シクロレースで頑張っているところのカッコいい写真を撮ってもらえる]のです。
Photo by Kazutaka.inoue
ここのブログでも利用させて頂いている写真は、レース会場で撮影してもらったカッコいい写真なのです。写真については、本当に感謝しかありません。ロードでもシクロでも自分が走っている写真ってなかなか撮影してもらえないので、ありがたい話です。
Photo by Sei Ruote è Fotografie
4回に分けてお伝えしてきましたこのシリーズも今回で最終回となります。
シクロの世界はとても奥が深そうだなと思いました。
訪問頂いたシクロクロッサーの皆さん、いかがでしたでしょうか?みなさんなりのおススメポイントがあるかと思いますので、是非教えてください。
ライテク編まだですか?
前振り長かったね。次の記事からライテク編に行きたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。