【分析:幕張】シクロコースってどれぐらいコーナーあるの?(幕張編)
今回の記事は、[シクロクロスのレースで使われるコースって、直線とコーナーと障害物の割合ってどれぐらいなんだろうか?]の最終回。2020年に開催された関東エリアの大会で実際に出走した際の動画を元に分析をお送りしており、涸沼⇁稲城⇁取手と続きましたが、最後に幕張シクロのレースコースで分析をして見た結果をお話します。
このマニアックなシリーズも幕張のコース分析で最後です。現時点で20-21シーズン関東で4レースしかありませんでしたから。
幕張はBMXコースを利用する部分もあるということで、障害物の割合が多いのではないかと思います。
いままでのコースはすべて10%未満でしたが、今回の分析で、障害物の時間割合が果たしてどこまで伸びるのか。
本番で良い結果を残したいなぁと思いレース直前は過去の動画を何度も見てコースを覚えていました。直前対策としては有効だったかと思いますが、ただ見るだけでは「分かったつもりになっただけ」。得られた事から効果的な練習に繋なげるにはどうすればよいのか。いろいろ考え中でございます。まずは、出来ることとして、【直線基調なのか、コーナーが多いのか、どんな障害物があるのか]あたりは押さえておきたいですね。
測定方法
直線/コーナー/障害物の割合
1周のラップタイムにおける割合
スタート直後を避けある程度ばらけた所のLapで測定
分析動画
結果
直線 :29.3%
コーナー:35.9%
障害物 :34.8%
こ、これは直線とコーナーと障害物がほぼ均等になりましたね。
障害物の割合が多いと考えていましたが、ここまで多いとはびっくりです。
やはり、幕張のようなキャンバー・激坂は練習する機会がないので、ビギナーにとってはタイムロスが大きく、サブローさんの初出走のタイム分布からもそれが分かりますね。
このレースでちょっとコーナーのコツは掴んだんだけど、キャンバーと登り下りが本当に駄目でどんどん順位を落としてしまいました。
このデータから、幕張の攻略ポイントは、[障害物をいかにロスなくクリアするか]ということが分かりました。
ここまで関東の4コースを分析しました。次からこの分析結果を踏まえて、効果的な練習をするための着眼点についてお話してみたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。