【レースレポ】シクロクロス千葉 C4AM
前回は本ブログでは初のレース参戦レポとなります。オンボード動画と合わせて備忘録として執筆します。
20-21シーズンはコロナの影響で予定されていたレースが中止・延期が相次ぎ、今回参戦したシクロクロス千葉は2021年1月14日から延期となり3月14日開催となりました。厳しい状況の中、また一都三県における緊急事態宣言が継続している中、感染症対策の徹底とともに開催頂きました、千葉シクロ運営関係者の皆様、改めて御礼申し上げます。
昨年11月末の幕張クロス以来、3か月ぶりのレースでしたね。
このブログでもコーナーリングについて触れているところですが、基礎反復練習ばかりで実戦でどのように適用できるのか、レース前はいろいろ考えて臨んだ一戦です。
当日のコンディション
前日の豪雨がどのように影響するのか、心配されておりましたが、無事開催となりました。
天候
前日の豪雨は千葉県内でも浸水被害が出るほど、週末に荒天になる法則なのか!からの当日は快晴。快晴なのですが、猛烈な北風が吹き荒れ、千葉ポートタワーのコースレイアウト的にサンド区間がかなりの向かい風になる模様。
天気:快晴
気温:14.9度
風速:7.9m/Sec[西北西]
コースコンディション
前日の雨でサンド区間は水で絞まって乗車で行けそうな雰囲気。一方で公園内の森林クネクネ区間は一部ハードな泥ゾーンがあり、ここをタイムロス少なくクリアできるかがポイント。試走の時は、めっちゃ泥んこだけど、気温も高く風も強いので出走までにどれだけ改善するのか。
[展望の丘]側は陽ざしと風によりほぼドライ。ここはぐちゃぐちゃの心配はなさそう。
選手のコンディション
肝心のライダーのコンディションは、あまり良くない。1か月程高負荷練習を控えており、ひたすら衝撃の少ない舗装路上での低速局面でスキル練をしていた。グラベル路を走れるようになったのは一週間前の3/7という状況。ここは割り切って、[スキル系は低速で反復]、[心拍・脚力はZwiftで最低限を維持]。出来ることを出来る範囲でやっていくことにした。
このような状況のため、レースの目標としては次の3つに設定しました。
レース前
いままではソロ参戦でしたが、今回からはチームメンバーと一緒に参戦。チームジャージは間に合っていないので、相変わらず[GIANT]です。
移動
前日に準備をすべて済ませ、5時起床。5時50分にピックアップしてもらい現地へ。千葉ポートタワーは初めての場所だけど、幕張から少し先にあるんですね。もっと遠いと思っていた。
現地入り
少しトラブルがあり、現地入りは試走開始7時30分!予想外の[駐車場満車]ということでポートタワー北側のケースパーバーの駐車場へ停めることに。(備忘メモ★次回はもう少し早く現地入りする)
急いで準備して、試走へ向かう。気持ちよいほどの晴れだけど、とにかく風が強い。とはいえ全選手のイコールコンディションなので、それは「良い経験」と自分に言い聞かせる。
試走
事前に昨年出走した方の動画を予習していましたが、ささやかな驚きだったのは、「平坦なコース」ではなく、スタート時点も若干の登り勾配で、その後も小高い丘をアップダウンするコースと・・・。こりゃ脚力に問題がある状態なので、11-28Tのスプロケは間違いだったかと凹む。事前に「スタート後の坂がね」なんて聞いていたのですが、正直「坂ありましたっけ?」という感じだったのですが、ありました!坂!
試走の段階から、もう息が切れている。一周目でゆっくりコースチェックするつもりが、それどころではないという状況。脚に力が入らず息が上がる状態で、[展望の丘]セクションをなんとか走りましたが、その後のサンド区間では、当初想定したようなパワープレイでぐいぐい行く走りを繰りだすことができず、これはヤバイと思うも、トータル試走3周で終了。
思い返せば、到着してすぐ飲む予定のスペシャルドリンクを車の中におきっぱななしにしてしまい、起床してからロクに水分補給をしていなかった。むむむ、これは単純な段取りミスの可能性・・・。極端な喉の渇きと脚の重い感じは、水分補給の失敗が原因か。レース始まっていないのに、この調子はかなりまずい、、、
レース
コースコンディションはどんどん良くなり、風はどんどん強くなり、ライダーのコンディションは、あまり良くない状況で、9:15レーススタートを迎える。
スタート
スタートはとても苦手。。。クリートが一発でキャッチ出来たとしてもどうしても他のライダーの後塵を排してしまう。。。実はスタートはこっそりとみっちり練習してきた。骨にひびが入っていても肺が1/3になっても、スタートのクリートキャッチは全然練習できますからね。
恥ずかしながら、BodyNumber.2だったので、またフロントローのドセンターからスタートします。スタート後、すぐにやって来る左コーナーを踏まえると左側(写真向かって右側)の方が良いのかも知れませんが、埋もれて行き場がなくなるイメージがあったので、無難にセンターをチョイス。。。この辺の[自信の無さ]が弱気なレース展開になってしまうのだろうか・・・。
先ほども触れましたが、スタート地点は緩やかに登りなんですね。しかし、スタート地点はなんとも言えない緊張感と解放感があって、とてもワクワクしますね。このコース独り占め感は、富士スピードウェイをTTバイクで一人占めした時のような高揚感があります!
コーナーリング編が終わって、自分が何かしっかり言語化できるような状況になれば、ブログに詳しく書きたいと思っていますが、このレースから右足でクリートキャッチにチェンジしています。結果は、たぶんうまく行った!全然覚えていないけど、すぐにダンシングしている。
スタートのクリートキャッチはまあまあだったんですが、その後左側の選手に若干被さってしまい、後塵を拝す。。。
ご一緒した、Aさんがホールショット!うむ、カッコいい!
スタート後、8位まで順位を落としここから展望の丘へ突入します。
1周目のOnBorad画像でコース紹介
スタート後は[展望の丘]区間です。丘を登ったり下ったりする中にコーナーがあり、リズムよく走らないとあっという間に置いてけぼりになる。本日のコーナーの中では一番苦手だったのがここ。下りながら逆バンク、クリップ後すぐに登りになる。逆バンクでの練習も結構したんだけど、本番で練習していることを発動させることのむずかしさと大切さを痛感した。
苦手コーナー開けた後の登り、本日の足だと28Tのスプロケだと足りない感じだった。こんな斜面があるとは、勉強になりました。
この後もアップダウンとコーナーが続きます。この辺を軽やかに走れると絶対に気持ちいいはず。次はダイエットして臨もう!!
シケイン手前の右コーナー。手前からずっとRが変わる複合コーナが続き、その最後の仕上げ。手前からラインを考えて走らないといけないけど、この最後のコーナーまでは楽しく&うまく走れました。
ここでかみたい君に抜かれる。一周目2:20か、、、この後の目標は、ラップされないように頑張る!
ここは海岸線に出る前のS字区間。事前のヒミツサンド特訓の成果を出したいところ。あまり踏めなかったけど、バランスとってうまくターンできた区間!
憧れの海岸線!走ったら気持ちいいんだろうなーと思っていましたが、とんでもない向かい風で、楽しむどころではない。。。
次は楽しみたいw
この先は折り返しでみんな降車。自分も本当は乗車したかったのだけど、ここで脚を使ったら、完走できないと思い、全担ぎで行くことにする。
みんな、押したり担いだり引きづったり。。。
良い大人が何やっているんだろうな、、、と冷静になってはいけない。
本来であればいい感じでスラロームしたいんだけど、サンド後の疲れでイケイケで走ることができず、前走者に追いつくもパッシングできず辛い状況。
2周目以降
どうにかこうにか1周が終わり、やっぱりコンディションが上がらず、コーナーで詰めるも抜けきれず登りや直線で追い抜かれるを繰り返しこの後順位が下がり続けます。
リザルト
最終リザルトは次の通り。なんとか2ページ目には乗りましたが、なんとも残念な結果となりました。しかし、結果は結果です。冷静に受け止め、改善すべき点とわずかながらでも良い点を把握し、次へつなげていきたいと思います。
振返り
長い事、楽しみにしていたシクロクロス千葉は、長い準備期間が一転、静養&休息期間になってしまい、直前のコンディションがあまり良くない中でのレースでした。本当は、ある程度割り切ってコーナーリングとサンドに特化していろいろ試してみるという選択肢もありましたが、やっぱりレースに突入するとそういう訳にも行かず、結局、心肺機能と脚力がレース強度に間に合わず、全般的に干からびたレースとなりました。
■改善点
・機材選び(勾配とスプロケ)
・レース前の水分補給
・どこで抜くかイメージし手前から組み立てる
・コーナーではチャレンジする気持ち
・レース前に特殊なことはしないことw
■良かった点
・サンド区間は思うように走れた
・平坦なコーナーはいままでとは異なり楽しく走れた
・シクロ千葉はツラ楽しいコースなのでまた参加したいと思った
次回3/21は今シーズン最終戦の土浦です。天気があまり良くないという予報なのですが、コロナ禍の中で開催にこぎつけて頂いた運営の皆様への感謝も込めて、参加したいと思います。一週間で劇的な改善は難しいですが、出来ることをひとつひとつやっていきたいと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。